予想通りだった2012年が終わりました

恒例の年末に一年をふり返って書いているコラムですが、今回は年が明けてから書いています。

一年前には大きく時代が変わると感じていましたが、昨年はまさに大きく変化した一年でした。
まず、野田前総理にお礼を言いたいと思います。と言うのも、もしも衆院の解散が年越しをしていたら、たぶん暗い思いで新年を迎えることになったと思います。

民主党政権が退陣をし、安部さんが二度目の政権を担うところから新年がスタートすることは、何となく気持ちの上では明るい兆しを感じます。

しかしながら内外には難問が山積しています。昨年の後半からいっきに悪化した中国・韓国との関係ですが、韓国は大統領が変わり昨年のような異常なことは無いと思いますが、中国はやっかいです。
次期国家主席になる習近平は覇権主義的な人物と評されています。また、覇権主義を実行できるだけの力を中国は既に持っており、外交面での妥協はあり得ないと考えるべきです。
そんな中国との関係をどのように舵取りしていくのか、安部さんにとっては最大のテーマだと思います。

中国の隣、北朝鮮も大きなテーマのひとつです。
民主党政権の3年間、まったく進展の無かった拉致問題ですが、金正恩という新しい北朝鮮の首領とどう対峙するのか、核ミサイル技術の進歩が確実となったこの国とどのような付き合い方をするのか、頭の痛い問題です。


国内に目を向けると、やはり少子高齢化社会という状況の中で、どのように経済を活性化し安心して暮らせる国を作るかが問われます。
政治が実際の経済社会に、どこまで影響を及ぼすのかは政策次第です。小泉政権後の安部・福田・麻生一年ごとに交代した自民党、そして同じような流れで総理大臣が変わってしまった民主党。
この6年間は何の政策も実施されなかったと言ってよいでしょう。

日本のリーディングカンパニーと位置づけられる家電メーカーは国際競争力を失い、自動車産業においては中国製の車が生産台数ナンバーワンを占め、大きく引き離されているのが現実です。

長年つづくデフレは多くの企業の収益を奪い、勤労者の年収を低下させ、結果的に消費行動を鈍くさせてしまっています。

新政権はデフレ対策として大幅な金融緩和を実施する予定です。すでに金融市場では円安・株高に流れが変わっていますが、実態経済に裏打ちされたものではなく、元に戻る可能性は常にあり楽観はできません。

再スタートを期待する

新たな幕開けを迎えることになった日本ですが、今年の1年は大変重要な年になります。方向性をまったく見い出せなかったこれまでの6年間とは違う!・・・そんな実感を得ることが出来なければ、本当に先の見えない日本になってしまいます。
これまでも、政治の無力さを嘆く声は多くありましたが、現在の状況はこれまでとはかなり違っています。もしも、政治への信頼を復活させることが出来ないと、絶望的な状況になると思えてなりません。

つまり、日本は崖っぷちに立っているわけです。
アメリカでは財政の崖を何とか乗り越えましたが、日本の崖はもっと深刻です。本当に後が無い!・・・という状況です。

一年後には、もう少し明るいことを考えられるような日本になっていてほしいと、思わずにはいられません。


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