2010 年初にあたって~1月6日~

今年は寅年ですが、寅年は経済が荒れるというジンクスがあるそうです。
リーマンショックの後遺症がまだあるというのに、またまた荒れるの・・・?と不安な気持ちになりますが、今年はどんな年になるのでしょう。

年頭所感的に思いつくまま少し書いてみようと思います。

リーダーが変わらなければ最悪に

年始に何人かのコラムニストが書いた記事を読みましたが、多くは今年の予測を悲観的に見ています。ただ、リーダーが変わると好転するかもしれないと・・・では誰がリーダーにふさわしいかとなると難しいものがありますし、政治空白の期間がつづくことにもなり、厳しい年になるのでしょう。

住宅関連だけを見ると、中古市場は別として新築住宅需要は低迷がつづくことになります。ますますリフォーム市場へシフトすることになり、競争激化は避けられません。

そんなリフォーム市場にあえて飛び込もうとする友人がいます。

ある友人の決意

昨年、暮ぎりぎりになってある友人から数年ぶりに電話がありました。

友人は事情があって、数年前に営んでいた工務店を廃業し、現在は公共工事を主とした建設会社に勤めているとのことです。
しかし、住宅と公共工事とではまるで内容が異なります。

いちばんの違いは施主の顔が見えないということです。
施主の喜んだ顔を見たり感謝の言葉を聞けることが、住宅に係る私たちには何よりの喜びです。
そのようなふれあいの無い公共工事では、どうも“楽しくない”というのが友人の思いです。

そこで、夏を目途に再び事業を起こし、住宅リフォームをやっていきたいとのことでした。

住宅に係る仕事をしたいという思いと、その事業が成立するのか? とはまったく無関係のことですので、熱意だけではうまくいかないことははっきりしています。
しかし熱意もないのであれば何をやってもうまくはいかないのも真実です。友人の熱意がどこまで届くのか見守ることになりそうな一年です。

住まいのコンサルタントとしてどうやっていこうか?

といったことを昨年はずっと考えていました。
コンサルタント業務はどちらかというとボランティアに近い面があります。
成果として図面があるわけで無し、模型があるわけでもない、ただ言葉のやりとりだけです。

相談を依頼された方にとっては、問題の解決が最大の関心事ですが、すべての問題が解決されるわけではありません。
そういった面では、成果として60点ぐらい取れるとOKとしなければならないのが現実です。

そして、コンサルティングの過程では、主にメンタルケア的なことを重視することになります。
トラブルや紛争に遭遇した方には『どうして自分がこんなことに・・・』という思いがあるものです。まずその思いを共有することから始まります。
そのうえで、問題解決に向けた手順や流れを組み立て、解決に至るまでの心構えみたいなものをしっかりと持っていただくことがスタートの時点ではより重要なことです。

先日、あるラジオ番組でパーソナリティが『他力本願と自力本願』の話をしていました。
結論的にいうと 人事を尽くして天命を待つ ことが他力本願の真意であるとのことです。
なるほどもっともなこと・・・と思いました。相談者自らが人事を尽くすことができるよう、お手伝いをするのがコンサルタントの役割ではないかと、今年一年はやってみようと思っています。


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